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2008年5月10日土曜日

「Tchindon ちんどん」の種

時々「カン」が働くって時ありますよね。

私はこの「カン」がやってきた時は、できるだけそれにノルようにしています。

ある日、やたらにヒマで自分の人生をしっかり検証してみたとき気づいたんです。
私の場合「練って練って準備万端!」で事にあたったときよりも
「カン」を信じて動いたときの方が圧倒的に良い結果を生んでいる・・

それ以来、大切なことほど「カン」を信じて動くことにしています。

この映画もまさにそれでした。

始まりは一本の電話。

後に、この映画の監督として一緒にがんばることになる柴田さんから

「映画作りに興味ないですか?」

彼とはその2ヶ月ほど前にNPOの代表が集まるお堅い会議で軽く名刺交換をしたくらいの知り合いでした。
そんな、ほとんど知らない人からいきなりこの電話。
「電話ではなんですのでお会いしましょう」
と言いながら、すでに私の中では「カンカン♪」と鐘がなってましたね。

きっと柴田さんにもなにか「カン」が働いたのでしょう。

「ちんどん屋の映画をフランス語で作りたいんです。上映もフランスと日本で。配給もちゃんと考えた大マジの長編映画です。手伝ってくれませんか?」

この柴田さんって切っても切っても映画が出てくるような映画人。
高校の頃から自主製作映画を作り、大学生で映画館経営開始(40才以上の福岡の人は知ってる?西新にあったあの「てあとる西新」。小粒だけどいい、とか、これは見とかなきゃって映画を上映してくれてたあの伝説の名画座。あれをやってたのが彼です。)
その後東京に出て海外の映画を買い付ける配給の仕事や映画製作を数々・・
現在は子供達と面白い映画作りをやってます。

その柴田さんが何年も温めてきたのがこの、映画「Tchindon ちんどん」の種。

そんな、しっかりしたような、あぶなっかしいような、
2つの「カン」からこの映画はスタートしたのでした。

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