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2009年4月1日水曜日

遺作


この季節になると思い出す大切な本。
NPO交響の森の仕事である本のプロデュース第一作目です。
知人の紹介から出会った桜染めの染色家。
彼女はすでにガンの末期でした。
死に向き合いながら文を綴る彼女のそばで
まるで
立会い人のように付きそう日々。
自宅からガンセンター、そしてホスピスと
ガンの進行と共に製作は進み
ちょうど桜のこの季節に本は完成し
彼女は逝きました。
それ以来
関わるプロジェクトは常に
私にとっては遺作。
パート2はなし。
決まった時間
決まった条件の中でどれだけのものができるかが全てです。

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