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2008年7月18日金曜日

『桜舞う』

時々ここでは、ご縁の話をしていますが、
夕べはまた、ちょっと不思議なご縁体験がありました。

私はこれまで7冊の自費出版本を作ってきました。
そのきっかけになった本が「桜舞う」という本です。
ある染色家から依頼されて企画編集した桜染めの本です。
出会ったときの彼女は全身ガンに冒され余命3ヶ月と告知を受けていました。
人生の後半に、ある染色家と出会い
その染めにほれ込んでその道に入り心血を注いでいる、その
志半ばでのガン再発だったのです。
どこにもやりきれない思いを綴りたいとのこと。
死に行く人との協同作業です。
本は完成し、一ヶ月後に彼女は亡くなりました。
私は彼女の師である染色家の方に本を届けました。

この経験はある意味、私の人生を変えました。

そして7年が経ちました。

そして、昨日そのお嬢さんと息子さんにお会いしました。
お2人は立派にお父様のお仕事をついでおられました。
何故か、映画のご縁からです。

彼女は亡くなるまでいつも私に言ってたんです。
「あなたはもっともっとやれる。私の分までがんばって!」

夕べは久しぶりにその声が聞こえたような気がしました。

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