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2008年6月3日火曜日

今、やるべきことを成す。

いよいよ6月です!

いよいよ・・っていうのも、いや、私事なんですが・・
映画「Tchindon ちんどん」では7月から始まる
撮影に向け、いよいよ忙しさが加速されてきています。
台本の仕上げ、コンテの作成、出演者のスケジュール調整、
ロケ地の下見、などなど。
それに、秋の上映会に向けての準備に、助成金申請の書類作成やら広報活動・・

とっても幅広い範囲で動き回ってます。

そんな中、
先週は知人がお二人続けてお亡くなりになりました。
50代の働き盛りの方と、95歳の方。
お通夜、お葬式、お通夜、お葬式。
めったに着ない喪服を何度も着ながら
自分の日々もまた見つめ直したのでした。

そこで、
映画「Tchindon ちんどん」ブーヴィエさんのセリフより一つご紹介。

『日本にはたくさんのことわざがあるが
そのひとつに『袖すりあうも他生の縁』という言葉がある。
この人生の前には他の人生がありその影響によって今の人生が作られているという、
輪廻転生をあらわす言葉である。
こうなってくると、この国を語るにおいて最も複雑といえるスピリチュアルな世界に入っていく訳だが、ここでひとつ検証してみよう。
輪廻思想では、人は完成した自己となるまでに生と死を繰り返し何度もこの世に生まれ変わるとされている。
そしてそこで出会う人々は皆、前の人生で関わりあっていて、
この新しいドラマを作り出すためのカードとして再び登場するというのだ。
今の人生が次の人生を作るという、まるで壮大なゲームだが、
このゲームには最も重要なポイントがある。
それは、新しい人生の始まりにはそれまでの記憶は全てリセットされているということ。
出会う人間との過去の記憶も全て消えている。
覚えてはいない。
しかし出会うべきものは必ず出会う。
まるで銀河の渦のように意識と無意識の繰り返しの中で私達は生きているというのだ・・
しかし、仏の道を説いた釈迦。
彼は弟子が尋ねる死後についての質問には決して答えなかったらしい。
分からなかったからか?失礼!そうではない。
きっと釈迦は言いたかったのだと思う。
『それはそうであるかもしれないし、そうでないかもしれない。
しかし大切なことはその答を見つけることではない。
今、やるべきことを成すことである。』」

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